1. 八朔(はっさく)とは? – この柑橘の健康効果について知ろう
八朔100g中には、約40mgのビタミンCが含まれており、八朔1個で成人の一日に必要なビタミンCを摂取できます。
八朔に特徴的な苦味は、「ナリンギン」というポリフェノールの一種の成分によるものです。「ナリンギン」はじょうのう(中袋)に多く含まれ、抗酸化作用があり、肥満予防や高血圧予防に役立つ可能性があります。
また、特に果皮に多く含まれる、香り成分の「オーラプテン」は、他の柑橘と比較しても含有率が多く、抗炎症作用や記憶力維持に有効であると期待できます。
2.八朔(はっさく)のお湯割り
八朔(はっさく)はとても酸っぱいので、そのまま食べるのにはちょっと抵抗があります。そんな方には八朔(はっさく)のお湯割りがお勧めです。
一杯の八朔のお湯割りは、忙しい日常の中で少しの贅沢な時間を与えてくれます。その穏やかな香りと味わいは、日々の疲れを癒し、心を落ち着かせてくれます。時には友人や家族とのひとときを、このお湯割りと共に楽しむのも素晴らしい選択です。
寝る前に飲むと体が温めるので、気持ちよく寝ることが出来ます。
3.ビタミンCが熱に弱い?
八朔(はっさく)をお湯に浸すとビタミンCが壊れてしまうのでは?と思う方もいるでしょうが大丈夫です。
「ビタミンCが熱に弱い」という通説は間違いです。ただ、水溶性であるビタミンCは茹で加熱では茹で水に溶け出していくため、茹で時間が長いほど野菜中のビタミンC含量は低下することになります。水を使わない加熱調理やできるだけ短時間の茹で加熱が野菜のビタミンC保持に効果的です。
4.八朔(はっさく)ヨーグルト
八朔(はっさく)のお湯割りで残った八朔(はっさく)は捨てずに翌朝頂きます。
八朔(はっさく)にヨーグルト、豆乳、オリーブオイルを入れて頂きます。
5.ヨーグルト
カルシウムの供給: ヨーグルトにはカルシウムが豊富に含まれています。カルシウムは、血管の収縮と拡張を調節するために重要な役割を果たすことが知られています。十分なカルシウムを摂取することは、健康な血圧を維持するのに役立ちます。
プロバイオティクスの効果: ヨーグルトにはプロバイオティクスと呼ばれる善玉菌が含まれています。これらの菌株は、腸内環境を改善し、免疫系を強化するのに役立ちます。一部の研究では、腸内環境の改善が血圧の調節にも関連している可能性が示唆されています。
低脂肪の選択肢: 低脂肪や脱脂肪のヨーグルトを選ぶことで、飽和脂肪酸の摂取量を減らすことができます。飽和脂肪酸の摂取が過剰な場合、血中コレステロールが上昇し、高血圧や心臓病のリスクが増加する可能性があります。
6.豆乳
豆乳は大豆から作られる飲み物であり、植物性タンパク質、カルシウム、マグネシウム、カリウムなどの栄養素を豊富に含んでいます。これらの栄養素は、心血管の健康に良い影響を与えると考えられています。
一部の研究では、豆乳や大豆製品の摂取が、高血圧や心臓病のリスクを低減する可能性があることが示唆されています。これは、豆乳がコレステロールを改善し、血圧を安定させるのに役立つかもしれないからです。また、豆乳に含まれるイソフラボンなどの植物性化合物も、血管の健康に良い影響を与えるとされています。
7.オリーブオイル
・抗酸化作用: オリーブオイルにはポリフェノールという抗酸化物質が豊富に含まれています。これらの成分は、体内の炎症を抑制し、血管の健康を維持するのに役立ちます。
・血管の柔軟性: オリーブオイルには、血管の柔軟性を高める効果があります。これにより、血管がより効果的に拡張し、血圧をコントロールするのに役立ちます。
・コレステロールの改善: オリーブオイルには、善玉コレステロール(HDLコレステロール)を増やし、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)を減らす効果があります。血管に蓄積する悪玉コレステロールの量が減少すると、血管の健康が改善され、血圧の上昇リスクが低下します。
・炎症の抑制: オリーブオイルには、炎症を抑制する効果があります。慢性的な炎症は、血管の健康に悪影響を与え、高血圧を引き起こす可能性があります。
8.まとめ
・八朔(柑橘類):
八朔には、ビタミンCや食物繊維、抗酸化物質が含まれていますが、血圧に直接的な効果は科学的には確認されていません。
・ヨーグルト:
ヨーグルトに含まれるカルシウムやプロバイオティクスは、血圧に直接的な効果はありませんが、健康的な食事パターンの一部として摂取することで、血圧管理に役立つ可能性があります。
・豆乳:
豆乳には、血圧に対する直接的な効果は明確ではありませんが、カルシウムやタンパク質などの栄養素を含んでおり、健康的な食事の一部として摂取することが血圧管理に役立つ可能性があります。
・オリーブオイル:
オリーブオイルには、抗酸化物質や健康に良い脂肪が含まれています。血管の柔軟性やコレステロールの改善に寄与し、間接的に血圧管理に役立つ可能性があります。
これらの食品は、バランスの取れた食事パターンの一部として摂取されることが重要です。ただし、高血圧やその他の健康問題を抱えている場合は、医師や栄養士と相談し、適切な食事療法を検討することが重要です。